2泊3日で、久しぶりの白根高原に行ってきました。猛暑の中でも、標高1000m超の高原は、やはり涼しかった!
ちょうど時期的に
コマクサが花時。
ということで、本白根山(2150m)遊歩道を歩いてきました。
コマクサの見える遊歩道には人だかり、道の両側の斜面がコマクサの群落。
コマクサは、一名「
高山植物の女王」。そのかわいさ、妖しさもさることながら、他の高山植物も生育できないガレ場に生育する。
アルプス三名花 にもひけをとらない高山植物の実力者だと私は思う。
その花の最盛期の「
コマクサの妖しい七変化」です。
コマクサ:けし科は、「
駒草」、花が馬(駒)の顔に似ているからだという。あなたは納得?
赤の濃いもの薄いもの。
まだ幼年?
健気に二輪だけつけている!
まさに咲き誇っている!
コマクサと遊歩道。
そのほか、出会った花たち
ヒメシャジン(紫):ききょう科 と、
キンレイカ(黄):おみなえし科
まだ咲き初めでちらほら。もう10日もすれば、花の群生?
ゴゼンタチバナ:みずき科
ツマトリソウ:さくらそう科
ツマトリソウは、「妻取り草」ならぬ「
端取り草」。時に、花弁の先が薄いピンクで端取られるから。しかし、実際にはなかなかお目にかかれない。
シナノオトギリソウ?:おとぎりそう科
オトギリソウは「
弟切草」。
昔、このおとぎりそう科の植物から作った秘薬の秘密を漏らした弟を兄が切り殺したという伝説から、この名がつけられたという。
ヤナギラン:あかばな科
「
No.0348 スイス・アルプス山歩き その7 低地の花々」でお見せしたスイスのヤナギランと同じか違うか見比べてください。
スイスのヤナギラン
夏の高山湿原の風物詩、
ワタスゲ:かやつりぐさ科の群落。白いのは、花ではなく実の綿毛