私が、住んでいるマンションの管理組合・植栽委員をしていることは、たびたび触れましたが、その役割というよりも個人的な楽しみで、一声1万6千本といわれるマンション内植栽を朝夕見て回ります。
今朝は、なんとグミの枯れ木に出ているキクラゲを見つけました。
キクラゲ属は多くありますが、その中でも最もふつうの
キクラゲのようです。キクラゲ属は、ほとんど食べられますが、このキクラゲも当然食べられる。
さっそく少しいただいて帰って、酢の物で食べました。乾燥ものにはない食感です。
キノコを多少とも知っているものの役得?
キノコはどこにも住んでいる。
近刊の『都会のキノコ図鑑』(大舘一夫・長谷川明監修 八坂書房)「はじめに」
「キノコに出会うにはどうすればよいか。どこか遠くの山にでも行かなくてはならないのだろうか。私自身、そして今では都会でキノコを楽しんでいる菌友たちも、ある経験をするまでは、みなそう思っていた。その経験とは、今から十数年前のある日、梅雨の晴れ間に近くの公園を散歩していたとき、見事なハタケシメジの群生を見つけた。さっそく菌友たちに呼びかけ、それぞれが身近なところで探してみたところ、たちまち数十種のキノコが見つかったというもので、今ではその数300種に達しようとしている。
キノコに出会うために、なにも遠くの野山に出かけることはない。街にもキノコは住んでいる。街路樹の幹に、その樹下に、歩道の植え込み中に、草むらに、落ち葉の中にと、キノコはどこにでもいる」(大舘一夫)
そういえば、4月にも、植栽内にアミガサタケが出ていた。