10月に入って咲き始めた、ハワイから持ち帰りのわが家の赤いプルメリアが、日本の寒くなっていく秋に無事咲き終えるか心配、という記事を以前に書きましたが、杞憂のようです。
7月に咲き始めた黄色の方は、あしかけ4ヶ月目の今も蕾をつけていますが、赤の方は、そんなに何ヶ月もかけず、もう今月中には咲き終える気配です。咲き急ぐようにいっぱい花をつけています。
植物は、動物のように感覚器官もなく、なにも考えないようにみえるが、実は、思いがけない知恵を持っている。いま田中修著『ふしぎの植物学』(中公新書)を読んでいますが、数々の驚くべき植物の知恵が書かれています。
わが家のプルメリアも、ちゃんと季節を知っていて、花を咲かせられるうちに、咲かせてしまおうという意思を持っているのでしょうか。
『ふしぎの植物学』には、植物もちゃんと、光の色、温度などを感じ取り、時間も知って見事な対応をしているという事例が、わかりやすくとり上げられています。
「植物たちの感覚は、私たちの想像を超えている。『植物って、私たちが思っている以上にすごい能力を持っているんだ』」(p40)