昨日も夕方から激しい夕立があったものの昼間は夏の日差しが強く。一昨日の嬬恋村での外来植物駆除イベントに続けて、
南草津里山での森林整備。5月に始まった今シーズンの前半の最後です。これから8月いっぱい休止します。
7名の参加を得て。
強い夏の陽射しですが、適度な木洩れ日の中で。
今日は、混み過ぎた木々や枯損木の伐採。
今回は、少し難しい伐採が続きました。
私たちグループの実力のほどをご紹介。
傾斜したウリハダカエデの大木。1mくらい上で二又になっていました。
二又の一本をまず伐採し、片づけ。
残った一本を続いて。
倒す方向は左の三角状に切り込んだ受け口の方向。先に伐採した一本の伐り跡を整理。
反対側から追い口を入れていきます。すると途中で材が裂けました。しかしこれは失敗ではありません。重心方向の読みが正しく、追い口が正しく入り裂け残った材が弦(つる)の役割を果たしました。
かかり木をすることなく、狙った方向に倒れました。
次は、私が伐った一本、今日一番の大木です。そのため途中の写真がありませんが。
直径が50㎝はある枯れたウリハダカエデです。
これは、大木であるため正確に狙った方向に倒すために
芯抜きという手法を使っています。チェーンソーの突っ込み切りというやり方で刃の先を材の中に突っ込み年輪の中心部を予め切っておきました。
これは枯れたナラですが、重心の方向が読めません。重心の読みが違えばチェーンソーが挟まり(噛まれ)抜けなくなります。あるいは倒れる方向が解らず非常に危険です。
それを防ぐためロープをかけ、一定の方向に引きます。
ムカデ梯子というのを立て掛け高い位置にロープをかけます。
ロープを引きながらチェーンソーを入れ、無事狙った方向に倒すことができました。
10本近くを伐り、また林が明るくなりました。
午後三時前、お疲れ様でした。一日、木洩れ日が気持ちよかった!