昨日は一日、北西の風が強く寒い春。今日はそれもおさまり、またうららかな春。
昼食後ちょっと散歩の足を伸ばして、
国の特別天然記念物・田島ヶ原サクラソウ自生地 に
「サクラソウの春を求めて」行ってきました。
一月の草焼き後は黒一面であった自生地も、こんなに様変わり。
一面の黄色い
ノウルシと向こうはサクラ。
その
ノウルシの中には、点々と
サクラソウの群落が。
ノウルシ サクラソウは、二つのタイプの花を咲かせます。
こちらが、「
ピンの目」。よく見てください、中心の「サクラソウの目」に虫ピンの頭のようなものが見えます。
こちらが、「
スラムの目」(スラム=織物の切れ端)。「サクラソウの目」に何も見えません。
このように二つのタイプの花を咲かせるのは、自家受粉による「近交弱勢」を避けるためのサクラソウの驚くべき工夫。
詳しくは、こちらを参照。
https://forestjo.exblog.jp/15866633/ ヒキノカサ(蛙の傘)
花弁はエナメルを塗ったように光っています。フクジュソウなどと同じ、パラボラアンテナのように中心に陽光を集めて花芯の温度を高めて虫たちを呼び寄せます。一つの花に虫が来ています。こうして早春にも受粉ができます。
ジロボウエンゴサク カントウタンポポ(ニホンタンポポ)
自生地の中にある(草むらの中にある)のはすべて
ニホンタンポポ。
一方このように荒れ地や芝生の中にあるのは100%が
セイヨウタンポポ。
その理由は、これまた、これを参照。
https://forestjo.exblog.jp/19328454/ シロバナタンポポ
もちろんこれもニホンタンポポ。
土曜日の公園風景
荒川堤防の
菜の花とサクラ
もちろんこの後、近くのさいたま市桜環境センター・余熱体験施設の百円風呂に浸かって帰ってきました。