今回の目一杯の「きょうよう」「きょういく」の最後の二日は、
森づくり集団「栞」の観察研修会。
その第一日目は、山梨県北杜市の「オオムラサキ センター」へ。
言わずと知れた
オオムラサキ は、
日本の国蝶。
羽根を広げると10㎝を超える美しい蝶です。
オオムラサキ センターには、金網で覆われた巨大な生態観察施設「びばりうむ」というのがあり、オオムラサキの生態が観察できます。
ちょうど今は、羽化のシーズンです。
まだ幼虫段階のオオムラサキです。食草のエノキの葉を食べています。
これが羽化直前の蛹(さなぎ)。羽化直前になると白くなります。
羽化したばかりです。羽根を乾かしています。
羽化して活動し始めた♂のオオムラサキ。
この羽根の色が、名前の由来です。
これは羽化して少し時間の経った♀。
♂に比べて地味です。しかし体は♂より大きい。
コナラの樹液を吸う♀。
オオムラサキは、幼虫の食草が
エノキ。成虫になればコナラなどの樹液を吸います。
オオムラサキ センター見学の後は、旧甲州街道の台ヶ原宿場の「
七賢」の銘柄で有名な山梨銘醸株式会社の酒蔵見学。
サントリー「南アルプスの名水」で有名な白州の名水で作られるお酒です。300年の伝統。
明治天皇が、この奥座敷で三晩、宿泊されたとか。
夕食は、直営の臺眠(だいみん)へ。美味しい料理と。もちろん蔵元の美味しいお酒をいただきました。