三日連続の南草津里山、三日目はメインイベント「
里山体験会」。
一般の方に参加いただき、昭和30~40年代まで里山が果たしてきた役割、その後放置された現状、今後の課題などについて知っていただき、体験していただく催しです。
国の「森林・山村多面的機能発揮対策交付金事業」の「教育・研修活動タイプ」という厳めしいタイトルのイベントです。
里山のある白根高原は、今日も天気は上々。
イベントは、10:00amスタート。多少遅れて来た方もいらっしゃいましたが、16名の参加をいただきました。
南草津里山クラブのメンバー二人で講師を勤めさせていただきました。
以下、ハイライト的に。
祭壇を作り、今日の一日の安全と今シーズンの作業の安全を祈願。
里山内の植生を観察。
「なぜ里山にはコナラ、ミズナラなどナラ類が多い?」
材の比重が大きく、炭素含有量が多いため燃料として火力が強い、火持ちがいい。萌芽更新で繰り返し利用できる。落ち葉が堆肥にいい。三拍子揃っているため。
「これは珍しいオオバボダイジュ」
「手入れして明るくなった林床には、ササバギンランなど希少植物も多くなった」
お昼は、「
山菜料理を楽しむ」
残念ながら今年は春が早く、このフィールドではあまり山菜はありませんでしたが、仲間が色々な所から多くの山菜を持ち寄っていただきました。
ウド、コシアブラ、モミジガサ、ギョウジャニンニク、ニセアカシアの花、アサツキ、フキノトウ、タラノメ、ヤマブドウ、サンショウ、・・・。
天ぷら、ぬたなどでいただきました。
火力は、林床から拾ってきた小枝を燃やすエコストーブ(ロケットストーブ)。
午後は、伐採見学。ミズナラの大木を伐採。
気持ちのいい新緑の林間で、予定のスケジュールを過ごすことができました。参加者の皆様、ありがとうございました。お疲れ様でした。