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2012年 07月 10日
〔私的電子出版〕
『林住期の生き方』というタイトルで原稿を書き出版を目指しましたが、自分では面白いと思うのですがどの出版社も引き受けてくれません。 ということで、このブログで電子出版。これから少しずつ載せていきます。 左の欄のカテゴリー「林住期の生き方」をクリックするとバックナンバーが見られるようにしておきます。 2012/5/1 はじめに 本書は二つの目的で書きました。主な読者層は「第二の人生」(本書でいう「林住期」)にステージ入りした団塊の世代(筆者もプレ団塊世代といわれる一人)、およびステージ入りをやがて迎える予備群の方々を想定していますが、その読んでいただく方々の側からいえば大きく二つのテーマを読み取っていただきたいと思います。 団塊世代が大量に定年で迎えつつある「第二の人生」、本書ではこの第二の人生を「林住期」と「遊行期」という、いま注目を浴びつつある人生ステージ論で捉え、なかでもその「林住期」に焦点を当てて新しいコンセプトを提案することがまず一つ目の目的です。 65歳以上の高齢者が全人口の5分の1超を占める超高齢社会(65歳以上の高齢者が21%を超える社会)、そんな日本社会の中で高齢者が林住期をどう充実して、社会のお荷物になることなく健康に活き活きと過ごすことができるか、そして最終的には「遊行期」を経てどう静穏な最期を迎えられるかは、個人の生き甲斐の問題としても、社会全体の問題としても重大です。ありていにいえば、社会全体にとって年金や健康保険など高齢者社会補償の負担の問題としてもご承知の通り大議論になっています。 これまでは定年後といえば「第二の人生」あるいは「余生」などとも呼ばれていましたが、人生80年時代の今日、そんな消極的な捉え方はもはや適切ではありません。そこにより積極的に生きる意味を与えたいと思います。 くりかえしますと、こうした第二の人生の前半、本書でいえば林住期に私なりの位置づけをし、新しいコンセプトのもとでその生き方を提案するのが一つ目の目的です。 いま一つは、ちょっと大仰な話になりますが、今後の、大きく変ると思われる社会環境、地球環境の中でどう生きるべきか、それを、林住期という人生ステージ論を通して考えてみたいということです。もちろん一つ目の目的と関係することはいうまでもありません。 この度の東日本大震災と福島第一原発事故、私は大きな文明的な転換期であり、その余波をうけて生活する私たちにとってもライフスタイルの大きな転換点になるのではないかと思います。 2001・9・11のニューヨーク・貿易センタービルなどの同時多発テロがそれまでの「国家間の戦いから見えない敵との戦いへ」という、戦争というものの大転換点であったといわれますが、2011・3・11の今回の東日本大震災と福島第一原発事故は、20世紀型の人類文明の大転換点となるのでないでしょうか。何かダヴィンチコードを思わせるような、ちょうど9年と真半年という時間をおいて起こった二つの文明的な大事件・事故ですが、むしろ今回の大震災と原発事故の方が、エネルギー消費(電力)の問題といった根幹にかかわる事態だけに、より文明の転換点という意味では影響は大きいのではないか、と私は思います。 地球温暖化防止の切り札ともいわれた原子力エネルギーによる発電、それが地球温暖化にも劣らない厄災をもたらしかねない危険性をはらんでいる。もはやこれまでのような野放図な電力などエネルギーの浪費は許されなくなります。 2012年5月5日、最後の一基の北電泊原発3号機が定期検査に入り、ついに日本の原発は稼動ゼロになりました。約二ヶ月のゼロ期間を経てこのたび関西電力・大飯原発が再稼動しましたが、激しい反対運動がなされています。ほんの二年前の政府計画では新たに14基以上の原発を新設し、常時60基近くが動いているという計画とは様変わりです。もはやそのような未来図はとても描けません。 大きく世界に目を広げてみても、今回の福島原発の事故を契機に、原発の建設には大幅なブレーキがかかり始めています。ドイツ、スイスの脱原発宣言に続いてイタリアでは国民投票で原発全廃が決定されました。 かといって火力発電など化石エネルギーへの回帰は地球温暖化の点からも難しい。また太陽光、風力、バイオマスなどの再生可能なエネルギーによる発電も、原子力や火力にとって代わるにはまだまだ力不足。人類はエネルギーの面から曲り角に立っているといわなければなりません。つまりは、無際限なエネルギー消費に支えられてきた私たちの20世紀型のライフスタイルを変えざるを得ないところに来ているのです。そんな意味からも一種の文明の転換点にさしかかっているのではないか、そう思うわけです。 そうした中で、私たちはどのようなライフスタイルを目指すべきか? 私はこれまでも環境カウンセラーや森林インストラクターという立場からいろいろな提案もしてきましたが(『ビジネスマンのためのエコロジー基礎講座 森林入門』八坂書房)、本書ではそれを、これからの日本で大量の人がそのステージ入りを迎える「林住期」の問題として考えてみたいと思います。 社会の第一線を退き、もうそれほど直接的には経済活動、生産活動にかかわらなくてもいい私たち「林住期」の世代、私たちこそその新しいライフスタイルを率先することができる、したい、しなければならないとの想いからです。またその人口構成の大量さゆえに、それが日本社会に与える影響も決して小さくないからです。 いま地球や人類文明の「持続可能性(サスティナビリティ)」ということがキーワードになっています。ひらたくいえば、このままのエネルギーや物資の大量消費を続けていて、私たちの孫やひ孫の世代は無事に文明的・文化的な生活を続けていけるのか? 私たち現世代の、物質的豊かさを求めるあまりにも野放図な生活が資源枯渇や地球温暖化、生物多様性の減少などをもたらし、孫・ひ孫たちの将来世代の豊かな生活の可能性を奪っているのではないか? かわいい孫やひ孫たちに地球や社会をそのうちに引き継いでいかなくてはならない私たちの世代、そのような視点から「孫・ひ孫たちに豊かさを残してやれる生き方がどうできるか?」というテーマのもと、森林インストラクター、環境カウンセラーの立場から私なりに新しい生き方の提案をしたいと思います。
by jo-toyo
| 2012-07-10 05:29
| 林住期という生き方
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