標高2000m級の
白根山と
横手山に囲まれた
高層湿原・芳ヶ平、まだ周囲の谷あいのあちこちには残雪が。
そのような高層湿原の夏に見られる花々です。
ハクサンシャクナゲ:つつじ科
アズマシャクナゲが5,6月に開花するのに対して、ハクサンシャクナゲはこの時期と遅い。
白花が多いが薄いピンクも混じる。
アヤメ:あやめ科
芳ヶ平のアヤメは、いっそう色が鮮やか?
ワタスゲ:かやつりぐさ科
これは、花ではなく果実ですが、細かく見るとこんな!
ツルコケモモ:つつじ科
カタクリを小さくしたように(直径1cm)、花弁がピンと反り返る。
(写真をクリックして拡大してご覧下さい)
ツマトリソウ:さくらそう科
左上の一輪をよく見ると、花弁の先端に薄く紅をさし、端取っているように見えることから「端とり草」。
オクヤマオトギリ:おとぎりそう科
オトギリソウ(弟切り草)の名前は、この草を原料にした秘薬の秘密を漏らした弟を兄が切り殺したという平安時代の伝説による。薬草。
オノエラン:らん科
個体数少なく、絶滅危惧種。
苔の花
植物には、花を咲かせ種子をつくる種子植物(顕花植物)と、花も種子もつくらず胞子で増える胞子植物(隠花植物)がありますが、苔は後者。だから、これは種子植物の花と種子にあたる
胞子嚢。