4月初め頃あるパーティを案内する必要があるので、その下見に
埼玉、群馬、栃木、茨城4県にまたがる渡良瀬遊水地を歩いてきました。総歩数は2万歩余。同行は、何度もこのブログに登場したことのある小・中学時代の同級生モー君です。ほとんど毎日に近く登っている高尾山行きの合い間に誘いました。
今年元旦にも一緒に高尾山に登りました。
高尾山薬王院「健康登山手帳」 With/豊島君 平成弐拾弐年壱月壱日
気温は低かったですが風もなく、気持ちのいい葦原歩きでした。
渡良瀬遊水地といえば、なんといっても圧巻は大葦原。
葦原面積では本州一です。東京ドーム100個分の遊水地の、貯水池を除くほとんどが葦原です。
先日降った雪も残る。
さて、この植物は
アシが正しいか、
ヨシが正しいか?
一説ではもともとはアシ(蘆)だったが、アシは「悪し」に通じるから「良し」に通じるヨシ(葦)となったとか。
川辺の葦原を行くお二人。
見事な葦原
一部は刈り取られ、ヨシズなどの原料に出荷されます。
残りの葦原は3月下旬に一斉に野焼きされます。
今年の野焼きにはぜひ行ってみたいと思います。
野焼きは何のために?
①樹林への遷移を抑制し、葦原を保全する。
②湿地に生える多様な春植物に充分な日照を確保する。
③野火を防止する。
貯水池(
谷中湖)は冬の今、水を抜かれて干潟になっています。
春から夏にかけてここから取水する飲み水がカビ臭くなるのを防ぐために、池底を天日にさらす「
干し上げ」をしています。
餌をあさる
ダイサギ?
釣り糸を垂れる。
たくさん
ワカサギが釣れていました。
葦原の中の
谷中村遺跡 その悲劇の歴史については、「
No.0460 渡良瀬遊水地の自然と歴史を巡る」参照。