予告の通り、10月10日は「
軽井沢千ヶ滝・植物観察会」。
台風一過の秋空のもと、なんと44名の方に参加していただきました。私一人では対応しきれないので、嬬恋村インタープリター会の二人の会員に応援を頼みました。
紅・黄葉の始まった標高1000m超の高原の散策を皆さん楽しんでいただけたのではないかと思います。「この植物が何々」だけでなく、植物を中心とした生態系の話、紅・黄葉のメカニズム、葉っぱの見わけ方など幅広く話をさせていただきました。
参加者のお一人がブログに書いていただいています。
http://blogs.yahoo.co.jp/kougenno_kaze2005/60399965.html
検索:「ようこそ軽井沢へ」
例によって、自分でインタープリター(解説者)をする観察会では忙しく、写真を撮る暇はあまりないので、撮っていただいた写真で。
「落葉樹がきれいに紅・黄葉するのは、私たちを喜ばせるためではありません。植物が生きていくための真剣な工夫の一つです。・・・・・」
「このハルニレの葉っぱは、左右の肩が不揃いです。にれ科の葉っぱは、それで見わけられます」
千ヶ滝を見る参加者。
出会った珍しい木の実たち
以下は、私の写真で。
チョウセンゴミシ:もくれん科
「五味子」とは、五つの味が全てするからとのこと。参加者に食べてもらいましたが、「納得!」とのこと。
果実は薬用にする。焼酎に漬けてお酒にもする。
「チャングムの誓い」に出てくる
オミジャ茶とは、この実を煎じたもの。
カマツカ:ばら科
一名を「
ウシコロシ」。この木で牛の鼻木を作ったから。正式和名の「カマツカ」は、この木の丈夫な材が鎌の柄に使われたから「
鎌束」。
実は食べられる。
ツリバナ:にしきぎ科
葉もきれいに紅葉するが、まだ。
千ヶ滝は、浅間の雪解け水や雨水を集める。千ヶ滝への行きの長野原側よりの浅間。
浅間残照。千ヶ滝から帰りの軽井沢峠の茶屋近くより。