私がいつも使う最寄りの駅・埼京線与野本町駅前には、さいたま市中央区の花・バラにちなんでバラ園がもうけられています。
数年前からそのバラ園に、
要注意外来植物・ヘラオオバコ が侵入していることに気づいていました。
ヘラオオバコ はヨーロッパ原産の帰化植物、江戸時代末期に日本に入り、今や全国に広がっています。葉が
箆(へら)のようだから
ヘラオオバコ。
そういえば、ヨーロッパ原産という彼らの故郷であろうスイス・インターラーケン近くで、去年、同じものを見ました。
シロツメクサ(クローバー)、セイヨウタンポポも見られ、日本とほとんど変わらない。
2008年6月25日 ヴィルダースビル村にて。
多年生だから上を刈っても再び芽を出し、かつ種子をたくさん付けて繁殖力も旺盛。
外来生物法で要注意外来生物に指定され、防除を奨められています。
それが、バラ園に年を追って生育範囲を広げている。十畳くらいの今ならまだ間に合うが、放っておくと今に手に負えなくなる!
ということで、今朝早く、幸いにも曇りで気温も低かったので一念発起、ボランティアで草抜きをしてきました。
まだ抜き残しがあるかもしれませんが、一応、全処理。
こんな山になりました。
さすが「雑草」、こんなに根を深く下ろし、抵抗します。
ヘラオオバコが集中して生えていた所は、他の雑草はまばら。
ひょっとすると他の植物を寄せ付けない
他感物質(「
アレロパシー」という)を出しているのかもしれません。
同じ
要注意外来植物・セイタカアワダチソウは、そうした物質を出し、他の植物を駆逐します。