毎年正月明けの成人の日の前後に、私たち今治西高校卒の関東地区在住者の同級会が東横線の都立大学駅前の料亭で行なわれる。今年も、1月12日に持たれました。往時のマドンナたちも参加するので私も楽しみに参加します。
実は、その料亭の女将(社長)が同級生。ということで、何十年とこの料亭で続いています。
その同級会が開かれた部屋から見える坪庭に見事なセンリョウ。
そこで、私と女将の会話。
「いいセンリョウだね。これは千両だが、そのほかに万両、百両、十両、一両があるのを知ってる?」
「万両、千両があるのは知っているけど、百両、十両、一両もあるの?」
「そう、百両はカラタチバナ、十両はヤブコウジ、一両はアリドオシというの。こんなに立派な千両があるんだったら、これに万両、一両(アリドオシ)を加えて、 千両 万両 有り通し にしたらどう? この洒落解る?」
「千両 万両 有り通し、・・・・・、あっそうか、千両、万両がいつもある、お金がいつもあるということで縁起がいいんだ」
「そう、昔から商売人などは、それを揃えて縁起を担いだんだ」
「豊島君、それやって、やって。それやってもらったらこの世の中の不景気を吹っ飛ばせるかも!」
ということで、私が「マンリョウ、アリドオシ」を捜して植えることになりました。幸いにも近くのDIY店でそれらを見つけました。マンリョウはどこにもありますが、アリドオシは滅多に売られていないのに、幸運! さっそく買って今日、都立大学前まで行って植えてきました。
アリドオシ:あかね科
¥798
売り文句にも「千両 万両 有り通し」が謳われている。
アリドオシ(一両)を二鉢。
万両も二鉢買いました。一鉢¥300
そして今日、坪庭に寄せ植え。
左奥が千両、右が万両、手前の低いのがアリドウシ。マンリョウ、アリドウシがもう少し育たないとあまり様になりません。
こんな坪庭になりました。
右はもともとあったセンリョウ。
鉢にも盆栽風に寄せ植え。
鉢植えがちゃんと根付いたら、玄関先に置きます。
「豊島君、ありがとう! これで儲けたらまた奢るわ」 大いに女将に喜んでもらえました。まあ洒落として楽しんで、お客さんとの話題にでもしてください。
来年の正月の同級会での、私の作品との再会が楽しみです。