また、わがマンションの手近かな話題で恐縮です。
わがマンションに「
ミニ・バードサンクチュアリ」というのがあって小鳥の喜ぶ実のなる樹木が植えられていることは、以前に触れました。
その一つ、
ガマズミ:すいかずら科が、今年は見事に蕾をつけ、だいぶん咲いてきました。昨年も多少蕾をつけましたが、虫に喰われてあまり稔りませんでした。今年は管理事務所の方に頼んで消毒をしてもらいましたので、ちゃんと開花し、実も付けるでしょう。
秋にはこのような実が稔ります。人間が食べても甘酸っぱくておいしいし、焼酎に漬ければガマズミ酒。もちろん小鳥も喜びます。
2007年9月 草津にて。
ニワトコ:すいかずら科
春一番に花を咲かせたニワトコもかわいい実を付けました。まもなく、やはり赤く熟します。
三内丸山遺跡の縄文人たちは、このニワトコの実でお酒を作って楽しんだといいます。遺跡からニワトコの実の種がたくさん出て、そこに発酵に集まる蝿のさなぎが混じっていたといいます。
このニワトコは植栽したものではありませんが、小鳥が運んできた種子が芽生えたものを植栽樹種の一つとして残しました。春の新芽は山菜にもなります。この山菜の天ぷらを昭和天皇も喜んだとか。
ただしアクが強いのでたくさん食べると下痢をする。昭和天皇もお代わりを所望して「食べ過ぎてはいけません」と、侍従にたしなめられたとか。
ウワミズザクラ:ばら科さくら属
今年 04月 10日「
No.0312 悲願? 20年」でとり上げたウワミズザクラも花が終わり、こんなかわいい実になりました。これも熟れれば、おいしいアンニンゴ酒になります。
木の実三題、いずれもようやく今年ちゃんと実がなった木々です。今年の秋は、小鳥たちも大喜び?