夏風邪もなんとか、収拾に向かってきたので、昨日は、大宮公園に出かけてみました。沼や深い木立に囲まれた公園は、残暑の中でもひんやり。気持ちのいい散策でした。
公園の一廓には、
アカシデの巨樹? 巨樹というより奇樹?
目通りいくら、樹齢何百年といった巨樹ではありませんが(それでも、目通り3.15m、樹齢は100年以上)、存在感は抜群。
アカシデは、幹の肥大生長が均等に行われないため、このように皺々の樹肌になる場合がよくあります。しかし、これほどの怪奇な姿は稀。
ガジュマルのように気根が多く合わさって幹になったのではなく、れっきとした一本の幹です。
上部は、この怪奇さ!
皺の奥にはキノコも。
より普通に野山にあるイヌシデとよく似ているが、新芽が赤いところから
アカシデ。イヌシデと併せて、
ソロと呼ばれ、盆栽でも人気樹種。
「シデ」とは、花穂が注連縄(しめなわ)に垂れ下がる紙(四手)に似ているから。下の写真参照。
これは、アカシデではありませんが、
同じシデの仲間のクマシデの花穂。
ビール原料のホップのよう。
この花穂の形から、「シデ」の名前がついた。
大宮公園には、武蔵国一の宮・氷川神社があり(旧
大宮市の名前はそこからつけられた)、その2kmの参道には、このようなケヤキの巨樹も混じっています。