来週、ある団体を高尾山に案内するので、その下見に行ってきました。同行者は、以前、善福寺の大イチョウを見に行った時と同じ、中学時代の友達・休日には20km以上歩くというウォーキングの達人。
といっても、今日は、連休後半初日、しかも上天気。高尾山は、竹下通り以上の混雑。ゆっくりとした下見どころではありません。
高尾山頂、正午
高尾山は、全山こちらの身も染まるほどの新緑でしたが、下見をそこそこに、混雑を避けて、小仏城山から相模湖方面に逃避しました。約15kmほどのコースです。高尾山の報告をあまり書くと来週参加の人たちが興ざめしますので、今回は、城山から相模湖への、このコースのノートとします。
小仏城山・山頂、下は、渋滞で有名な中央高速小仏トンネル。
向こうは、東京、埼玉方面。写真ではわかりませんが、西武ドームが見えました。
城山からの相模湖と中央高速
相模湖にかかる弁天橋
夕刻の相模湖
コースで出会った林相5つ。
放置された人工林
植林されたまま手入れがなされていません。林内は真っ暗。下草もなく、土がむき出しです。大雨が降ると土が流され崩壊の恐れがあります。
間伐のされた人工林
間伐、枝打ちもなされ、林内にも光が入り、下草も茂っています。こうなると土も安定し、腐葉もたまり、土砂崩壊にも強くなり、雨水をしみ込ませるから水源涵養の機能も高くなります。
枝打ちのされた人工林
植林されてあまり年も経っていませんが、さすがに「保安林」、ちゃんと枝打ちされています。いい材を得るためにも、土砂崩壊、水源涵養に強い林にするためにも枝打ちは大切です。
常緑樹の森
あまり利用されなかった自然の?林。一年中暗く、あまり下草も生えていません。関東地方では利用されないと、自然にこのような林に返ります。
雑木林
戦後までおそらく薪炭林として利用されてきた林。四季の変化もあり、明るい森です。薪炭林として利用される前は、上のような暗い林だった?
後姿は、友人。
その他、出会った珍しい花
イカリソウ:めぎ科
ふつうイカリソウは、もっと紫色ですが、これは変種? 環境のせい? ほとんど白色でした。
キンラン:らん科
いまでは、貴重種になったキンラン。黄色が陽光に輝いていました。
別の株のアップ
ギンラン:らん科
これは、今日の山行きではなく、たまたま、朝、わがマンションの植栽の中で見つけました。キンランは黄色、ギンランは白色。