先日のブログに乗せた
鬼女蘭(キジョラン) の写真を送ってくれたモー君から「今日ならまだ高尾山で一ヶ所だけ見られる」とのご託宣を受けて天気も良し、高尾山に登ってきました。
先のブログでも紹介したように、鬼女蘭の謂れは、その果実が「
嫉妬に狂い一夜にして白髪となった鬼女が髪をふり乱して暴れる様」。
数年来、この果実を高尾山で探し続けたが、見たことはなかった。
モー君は一ヶ所だけということでしたが、私が目を凝らすと数か所に見られました。今年は鬼女蘭の結実の当たり年?
ちなみに、このキジョランは
渡りの蝶・アサギマダラの食草 です。
弾け始めた二つの実
この実は、花が咲いた翌年に熟するという。
正面から
乱れた白髪が逆光に光る。
種子が飛んでしまった殻
ヤブコウジに落ちた種子
珍品もう一題
このブログでは毎年取り上げているので、もう珍品ではない?
シモバシラ
シモバシラ(しそ科)という草本の枯れ株に氷の花が咲く。
まだ生きているこの多年草の根から吸い上げた水が枯れた茎の割れ目から浸み出し霜柱となる。シモバシラに出来る霜柱。なにか寿限無寿限無のような。
今年はあまり見られないという、これもモー君のご託宣だったが、幸いにもきれいに見られました。
今日も一日、高尾山からも見事な霊峰富士。