林住期を、より充実したものに!
by jo-toyo
カテゴリ
メモ帳
以前の記事
お気に入りブログ
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|
2011年 11月 03日
三日前10月31日をもって、ついに地球人口は70億人を突破したということです。
私の記憶では、「現在の地球人口は67億人」でしたが、いつの間に3億人も増えた?
人類誕生以来、西暦が始まるまで1~2億人で推移して来て、その後も18世紀の産業革命時でも数億人とゆるやかに推移して来た地球人工は、その後、幾何級数的に増えてきました。今世紀中には100億人を突破するだろうと国連では言っています。
なぜ産業革命を契機に地球人口が爆発的に増えたか?
それは、それまでの太陽エネルギーを中心とした自然エネルギーの使用から、石炭、石油、天然ガスなどの化石エネルギーという、文明の駆動力を人類社会内部に持ったからです。その枯渇がささやかれるようになると、あげくの果てには原子力という物理エネルギーにまで手を染めました。
10月31日に誕生した赤ちゃんには「70億人目、おめでとう」の祝福が寄せられました。人類の無限の繁栄、素晴らしいように思われます。
しかし、その裏では危惧もささやかれています。
エコロジカル・フットプリントという概念があります。直訳すれば「生態的足あと」ですが、人類が地球に与える負荷の物差しです。つまりは、地球環境が本来持っている生産力や廃棄物の収容力にどのくらい負荷をかけているか、ということです。解りやすくいえば、人間一人が生きていく上で必要とする地球面積です。もちろん一般に先進国ほど負荷が大きいのは当然でしょう。
細かくは言いませんが、たとえば現在の日本人の生活レベルを世界中の人が送るとすると地球が2.3個必要だということです。アメリカはフットプリントが日本人の2倍以上です。ということは地球が5個必要ということになります。ヨーロッパ諸国の多くも日本以上です。
食料不足、水不足、70億人の前途には難問が横たわっています。
さらに、化石資源の枯渇、地球温暖化、原発事故などによる核汚染の恐怖などの様々な問題、産業革命以来の現代文明の見直しが求められています。化石や核エネルギーから、再び太陽エネルギーなど再生可能なエネルギーへの回帰という課題も、70億人の前途には横たわっています。
|