この季節かもう少し早い時季、そぼ降る暖かい春の雨を日本人らしい感受性で「
木の芽起こしの雨」と呼ぶ。
かつて、私が山小屋で詠んだ腰折れ(拙歌)。
山小屋の雑木林にそぼ降れり弥生三十日(みそか)の芽起こしの雨
山小屋の雑木林に暖かに木の芽起こしの雨ぞそぼ降る
亡父(小芋)の歌
いっぷくの煙草の火さえつきにくい外は静かに木の芽雨降る
紅白の万両の実の苔に落ち木の芽起こしの雨降りそそぐ
予報では関東平地では雨との予報でしたが夜来、雪となっていっ時は銀世界。朝には殆ど融けましたが・・・。
この時季の雪を何と呼ぶのか? 春の淡雪? 「
木の芽起こしの雨」に対して「
木の芽眠らせの雪」? 「
木の芽倒しの雪」?
せっかく目覚め、起きだした木の芽をまた寝床の中に引き込む?
マンション植栽のドウダンツツジに積った雪
銭苔に積った淡雪
咲いたジンチョウゲにも積雪
アジサイの芽はもうこんなに。
ニワトコも
雪の中でも芽を出すからユキヤナギ(雪柳)? いやそうではない、枝の上面に雪が積ったように白い花が付くから。
満開の梅も雪に凍える
もうあと何日? すっかり花芽の膨らんだ
ソメイヨシノの開花も後戻り? マンション植栽・開花標準木にて